“麝鹿”の読み方と例文
読み方割合
じゃろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
谷間にはやはり樹もあれば美しい草花が咲いて居ります。その中には薬草も沢山あり、また麝鹿じゃろくも沢山棲んで居ります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
すると麝鹿じゃろくが草を喰いに来てその罠にかかり、大いに苦しんで声を挙げて鳴き出すと、そこへ先生やっていって殺してしまう。そういう方法で沢山取るのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
麝鹿じゃろく で麝香じゃこうは実にチベットでは沢山である。麝猫じゃびょうとて猫のような形の香物においものを持って居る動物もあるそうですけれども、チベットのはそうでなくて一種の鹿の類です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)