“鹿子斑”の読み方と例文
読み方割合
かのこまだら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茅屋根かややねの雪は鹿子斑かのこまだらになった。立ちのぼる蒸気は毎日弱ってゆく。
雪後 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
裾の方には昨日降った淡雪が、鹿子斑かのこまだらに樹木の間の茅戸を飾っていた。狩宿から五、六町離れて、少し北に寄った東の方に黒く茂った杉森がある、森の中に祠があって、曾我八幡と土地の人は教えた。
春の大方山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)