魔像まざう)” の例文
最初平次の眼に入つた光景は、廣間の中央にまつられた、何とも形容のしやうのない醜惡怪奇を極めた魔像まざうで、その前と兩側には、眞つ黒な蝋燭らふそくが十三本、赤い焔をあげてメラメラと燃えて居ります。