“魂切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまぎ84.6%
たまき7.7%
たまげ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遂げえぬ悪魔の恋は、必然な、破れかぶれに変ったのである。殺刀(さっとう)の下(もと)に魂切(たまぎ)らすことによって、永い間の鬱怨(うつえん)を思い知らせてやろうとする。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
片側町(かたかはまち)なる坂町(さかまち)は軒並(のきなみ)に鎖(とざ)して、何処(いづこ)に隙洩(すきも)る火影(ひかげ)も見えず、旧砲兵営の外柵(がいさく)に生茂(おひしげ)る群松(むらまつ)は颯々(さつさつ)の響を作(な)して、その下道(したみち)の小暗(をぐら)き空に五位鷺(ごいさぎ)の魂切(たまき)る声消えて、夜色愁ふるが如く
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と、魂切(たまげ)る悲鳴が起った。声の主は権四郎だった。
くろがね天狗 (新字新仮名) / 海野十三(著)