“鬘下地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつらしたじ81.8%
かずらしたじ9.1%
かつらしたぢ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐藤紅緑こうろく氏の「侠艶録きょうえんろく」の力枝りきえという女役者は、舞台で気の狂った紀久八がモデルであった。小栗風葉おぐりふうようだったかのに、「鬘下地かつらしたじ」というのがある。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
はわせというのは、今の鬘下地かずらしたじ輪毛わげを大きくしたもので、鬘下地に較べるとズッと上品なものです。
好きな髷のことなど (新字新仮名) / 上村松園(著)
恥ずかしそうに身をくねらせながら、鬘下地かつらしたぢえんな姿を見せたのは、上方下りの立女形たておやま上村吉三郎でした。