“髪膚”の読み方と例文
読み方割合
はっぷ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欣弥 一別以来、三年、一千有余日、欣弥、身体、髪膚はっぷ、食あり生命あるも、いつにもって、貴女の御恩……
錦染滝白糸:――其一幕―― (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
願わくば、愛を割き友を抑え、児を以て死することすでに久しと為し、尋常の親肢、身体髪膚はっぷ、併せて以て賜わらんことを。頑児の願いは、何を以てかこれに加えんや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
身体髪膚はっぷ父母に受く、毀傷きしょうせざるは孝のはじめ、こんな格言もむだになる、可愛い女もだくことができない。生まれもつかぬ片端者かたわもの! よいか、ごろん棒、折っぺしょるぞ
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)