“髪針”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ピン60.0%
ヘアピン20.0%
ヘヤピン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向う向きのベンチにはおかみさんのブランシユとおしごとに来る小母さんが掛けて居る。ブランシユは髪針（ピン）を口に銜へながら、膝の上で附髷を結ひ直して居た。
午後 (新字旧仮名) ／ 与謝野晶子(著)
ヒラヒラする髪針（ヘアピン）で美しく装飾され、その背景をなす侍女達は立ち上って、心配そうに彼等各自の受持つ子供の位置を探す可くのぞき込んでいる。
日本その日その日：03 日本その日その日 (新字新仮名) ／ エドワード・シルヴェスター・モース(著)
第一の侍女は小さな臙脂（べに）の器物を、第二の侍女は髪針（ヘヤピン）の小箱を、第三の侍女は光った赤いリボンのついた高い帽子をささげていた。
世界怪談名作集：03 スペードの女王 (新字新仮名) ／ アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン(著)