“高麗犬”の読み方と例文
読み方割合
こまいぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラッ八の八五郎は、二人の間へ割ってはいって、どうやらこうやら引離し、二頭の高麗犬こまいぬのように平次の前にえました。
二人が帰って行く道は、その路傍みちばた石燈籠いしどうろうや石造の高麗犬こまいぬなぞの見いださるるところだ。三めんを有しいのししの上に踊る三宝荒神のように、まぎれもなく異国伝来の系統を示す神のほこらもある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ガラツ八の八五郎は、二人の間へ割つてはひつて、何うやら彼うやら引離し、二頭の高麗犬こまいぬのやうに平次の前にゑました。