“駐屯”の読み方と例文
読み方割合
ちゅうとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
偶然にも、中尉テオデュールの属していた連隊がパリーに駐屯ちゅうとんすることとなった。その好機はジルノルマン伯母おばに第二の考案を与えた。
会桑二藩の兵の伏見に駐屯ちゅうとんするものを大阪に引揚げしめん事を説いたが、事既に遅く東西両軍の先鋒せんぽうは早くも砲火を交るに至った。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
明治三十八年三月五日の午前、当時全勝集ぜんしょうしゅう駐屯ちゅうとんしていた、A騎兵旅団きへいりょだんの参謀は、薄暗い司令部の一室に、二人の支那人を取り調べて居た。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)