“馬草”の読み方と例文
読み方割合
まぐさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——おまえ見たさに……」とその唄の文句が途切れて聞えた、「——馬草まぐさ刈る手も……おまや来もせず、……影ばかり」
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
馬はおけ手蔓てづるに口をひっ掛けながら、またその中へ顔を隠して馬草まぐさを食った。
(新字新仮名) / 横光利一(著)
そして欲しくなれば、ふじこやなをこのような娘たちをさらって、藁堆こうたい馬草まぐさの中で思うままに寝る。それがおれの望みだ、四千余石の館も要らない。