香林洼こうりんあい)” の例文
旅の日をかさねて、先の楊雄ようゆう、石秀、時遷の三人づれは、はや鄆州うんしゅうざかいにかかっていた。——その日、香林洼こうりんあいという一村をすぎて、うすず彼方かなたに、一の高山を仰いだ頃だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)