餘燼よぢん)” の例文
新字:余燼
火の餘燼よぢんと今出たばかりの月光に照されて、母娘巡禮の泣き濡れた姿と、平次の顏を伏し拜み伏し拜み行くのを、何が何やらわけもわからず、八五郎は茫然ばうぜんとして見送つて居るのでした。