“餘熱”の読み方と例文
新字:余熱
読み方割合
ほとぼり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其れから三十分も経って大分餘熱ほとぼりのさめた時分に私は起きる。先ずのそり/\と階下へ下りて、火鉢の傍で悠々と新聞を読み、いざ顔を洗おうとすると
The Affair of Two Watches (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
其の代り、また非常に飽きっぽいたちで、惚れて/\惚れ抜いて、執拗しつこい程ちやほやするかと思えば、直きに餘熱ほとぼりがさめて了い、何人となく女房を取り換えます。
幇間 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)