“風見”の読み方と例文
読み方割合
かざみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これがお前さん一人の事なら風見かざみからすみたように高くばッかり止まッて、食うや食わずにいようといまいとそりゃアもうどうなりと御勝手次第サ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ことにその建物は、塔といい、歩廊といい、窓の枠飾りといい、つばめの尾の形をした風見かざみにいたるまで、すべていちじるしい特長を示していました。
風見かざみの上に、ムクドリのオスがすわって、大声でさえずっていました。その声は、ナシの木の巣箱すばこの中で、卵をだいているメスにまでよく聞こえました。