顎下腺炎がっかせんえん)” の例文
中には顎下腺炎がっかせんえんとかで死んだ祖母ばあさんの手のあとだというかびくさい巾着きんちゃくなどもあった。お庄は自分の産れぬ前のことや、ちいさいおりのことを考えて、暗いなつかしいような心持がしていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)