靜止せいし)” の例文
新字:静止
幾百萬の人々は私よりはもつと靜止せいしした生涯に運命づけられてゐる、また幾百萬の人々は彼等の運命にだまつて反抗してゐる。
同教授どうきようじゆ計算けいさんによると、火口かこうから打出うちだされてから山麓さんろくあるひ海面かいめん到達とうたつして靜止せいしするまでの平均へいきんはやさは、毎秒まいびよう二十米以上にじゆうめーとるいじようであつて、最大さいだい毎秒まいびよう百五十米ひやくごじゆうめーとるにもおよ
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
勘次かんじさんてえなゝ、ありや勘定かんぢやうにやへえんねえもんだんべか」と呶鳴どなつたものがあつた。唐突たうとつ發言はつげんしばら靜止せいしして彼等かれらにはか威勢ゐせい拍手はくしゆした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)