靖国神社やすくにじんじゃ)” の例文
靖国神社やすくにじんじゃの前を通る時には、心から黙祷もくとうを捧げたが、宮城の前では二人とも自動車からおりてはるかに最敬礼した。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
靖国神社やすくにじんじゃ神殿しんでんまえへひざまずいて、清作せいさくさんは、ひくあたまをたれたときには、すでに討死うちじにして護国ごこく英霊えいれいとなった、戦友せんゆう気高けだか面影おもかげがありありと眼前がんぜんにうかんできて
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
宮永庄太郎という人で、住所は靖国神社やすくにじんじゃの近くの、ある町で、番地もハッキリわかりました。
怪奇四十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しかし、今日きょうは、故郷こきょうかえることをもうしあげに、靖国神社やすくにじんじゃへおまいりをするのであります。清作上等兵せいさくじょうとうへいは、軍服ぐんぷく威儀いぎをただして、金色きんいろ徽章きしょうむねにつけ、堂々どうどうとして宿やどかけたのでありました。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)