“電鍵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でんけん63.6%
キイ36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山岸少年は、電文を復誦ふくしょうした。一字もまちがいはない。中尉が「よし」というのを聞いて、ただちに電鍵でんけんをたたきはじめる。
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ツーツーカチカチツーツーカチカチ……無電室の中からは、絶えず電鍵でんけんの音が聞えて、レシーバーを耳にあてた二人の男が、外部との連絡をとっていた。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
それがすむと、電鍵キイのそばについているスイッチをきりかえた。それは、機械が、以後電話ではたらくように、なおしたのだった。
太平洋魔城 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そうして、ヴィデは部署につき、無電技師は、電鍵キイをけたたましく打ちはじめたのである。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)