電鍵キイ)” の例文
それがすむと、電鍵キイのそばについているスイッチをきりかえた。それは、機械が、以後電話ではたらくように、なおしたのだった。
太平洋魔城 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そうして、ヴィデは部署につき、無電技師は、電鍵キイをけたたましく打ちはじめたのである。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
肝癪を起したフィリップスは、強く電鍵キイを叩いた。無電で大喝したのだ。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
電信員は、はっと敬礼をすると、また元のように機械の方を向いて、電鍵キイたたきだした。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして右の指先で、小さな無電の電鍵キイを、こつこつとたたいた。
太平洋魔城 (新字新仮名) / 海野十三(著)