雲州うんしう)” の例文
僕は大学に在学中、雲州うんしう松江まつえ恒藤つねとうの家にひと夏居候ゐさふらふになりしことあり。その頃恒藤に煽動せんどうせられ、松江紀行一篇を作り、松陽新報しようやうしんぱうと言ふ新聞に寄す。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
もとより雲州うんしうは佐々木の持国もちぐににて、塩冶は三一守護代しゆごだいなれば、三二三沢みざは三刀屋みとやを助けて、経久をほろぼし給へと、すすむれども、氏綱はほかゆうにして内おびえたる愚将なれば果さず。かへりて吾を国にとどむ。
おろさせ暫時いこひながら藤八は茶屋の亭主に向ひ此度公方樣くばうさま御代替の御巡見樣ごじゆんけんさま御通りの由もう何處どこらまで御出成れたで有うと問に茶屋の亭主はハイ此間からのさわぎで御座りますが未だ此邊このへんへ御出は御座りませぬしかし昨日雲州うんしう御飛脚おひきやくはなしには箱根を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)