“離家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなれ75.0%
はなれや25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに浪子のために八畳一間六畳二間四畳一間の離家はなれを建て、逗子よりうばのいくを呼び寄せて、浪子とともにここにましつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
彼女も主家おもや離家はなれとの往復のほかには、家事向きの用事らしい用事もなく、いつも二人はいつしよにられた。私は退屈の時には本を讀んだ。
雪をんな (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
そしてこの離家はなれやのことを教えてやって、私と彼女と何の関係もない様な振りをして、ここにやって来させました。
黄色な顔 (新字新仮名) / アーサー・コナン・ドイル(著)
その母親のいうことに、たしかに雪子と思われる後姿うしろすがたの人影が、こっちの離家はなれやへ向って廊下を歩いていくのを見かけたので、すぐ声をかけながら後を追ってきたのだという。
四次元漂流 (新字新仮名) / 海野十三(著)