“雁坂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かりさか91.7%
かりざか8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝説にると景行天皇の御宇に日本武尊が東夷を征伐して、甲州から武州へ越えられる際に今の雁坂かりさか峠を踰えて三峰へお出になった。
奥秩父 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
雁坂かりさか峠を越えて甲斐かい笛吹ふえふき川の水上に出で、川と共に下りて甲斐に入り、甲斐路を帰らんとかねては心の底に思い居けるが、ここにて問いただせば、甲斐の川浦という村まで八里八町人里もなく
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「では各〻には、甲州から雁坂かりざかを越えておいで遊ばしましたか」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)