“陸閑”の読み方と例文
読み方割合
むつへ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その辺りの秋の蘆荻ろてきにたなびく霧の寂寞せきばくに惜別の眼を、焼きつけた。そして彼自身は、手勢をひきつれて陸閑むつへ岸(下結城村)附近の山中へかくれ込んだのであった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)