陶土とうど)” の例文
陶土とうどの破片、水のしぶき、それが快然かいぜんたる一爆音を発して、光秀のおもてから胸へね返った。光秀は、濡れた顔を、夜空へあげて、呵々かかと笑った。独りで笑っていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)