“陶器床几”の読み方と例文
読み方割合
すえものしょうぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おかけなさいまし」と、築山のすそにあるちんの柱を撫で、そこにある唐製からもの陶器床几すえものしょうぎをすすめた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが考え及ばないものか、そのまま藤棚の下へ這入って、そこにある陶器床几すえものしょうぎに腰を下ろし、亀の日向ひなたへ上がったように、ぽつねんとして、池の緋鯉ひごい游弋ゆうよくに、無為徒然な春の日を過ごしています。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)