附届つけとゞけ)” の例文
旧字:附屆
上野を抜けて広小路ひろこうじへ参り、万円山まんえんざん広徳寺に来て奧州屋新助のお墓へ香花を手向けて、お寺には縁類の者であると云って附届つけとゞけを致し、出て来ますると
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いえ檀家だんかといふわけではありませぬが、ながあひだ塩原しほばら附届つけとゞけをしてゐる人は梅廼屋うめのやほかありませぬ、それで団扇うちはがあるのです」「それはういふわけです」と聞くと
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
寺へ附届つけとゞけもせんという随分不人情な人でな
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)