“闇打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やみう60.0%
やみうち40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある夜(よ)の戌(いぬ)の上刻(じょうこく)頃、数馬は南の馬場(ばば)の下に、謡(うたい)の会から帰って来る三右衛門を闇打(やみう)ちに打ち果そうとし、反(かえ)って三右衛門に斬り伏せられたのである。
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
金吾様に殺されなければ、日本左衛門かその手下の者に闇打(やみう)ちされるにきまっている体だ。——どっちがいい? え? どっちが自分の本望だか、こいつあ、考えてみるまでもねえじゃねえか
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
気早の連中が大立腹(おほはらだち)で闇打(やみうち)を食はせる、憲兵が遣(や)つて来るワ、高崎から鎮台が押し寄せるワ、到頭(たうとう)長左衛門様は鉄砲に当つて、彼(あゝ)したことにお成りなされましたので——
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
股肱(ここう)と恃(たの)み、我子とも思へる貫一の遭難を、主人はなかなかその身に受けし闇打(やみうち)のやうに覚えて、無念の止み難く、かばかりの事に屈する鰐淵ならぬ令見(みせしめ)の為に、彼が入院中を目覚(めざまし)くも厚く賄(まかな)ひて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)