“銅版画”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうばんぐわ66.7%
どうばんえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亜欧堂田善あおうだうでんぜん銅版画どうばんぐわの森が、時代のついた薄明りの中に、太い枝と枝とをはしてゐる。その枝の上にうづくまつた、可笑をかしい程悲しいお前の眼つき……
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
本文ほんもんにはさんだ、三葉さんえふ銅版画どうばんぐわの中には、「英国俳優ヂオフライ空窖くうかう幽囚いうしうせられたる図」と云ふのがある。そのが又どう見ても、つちらう景清かげきよと云ふ気がする。
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
乞食らしいきたな扮装みなりではございません。銅版画どうばんえなんぞで見るような古風な着物を着ているのでございます。そしてそのじいっと坐っている様子の気味の悪い事ったらございません。