“野趣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やしゅ60.0%
やしゆ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綺麗な疳高かんだかい、少し野趣やしゅを帯びた笑声がはじけるように響いた。皆んながおたけの方を見た。人見がこごみ加減に何か話しかけていた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
左はやなぎ稚松わかまつと雑木の緑とうつした青とで野趣やしゅそのままであるが、遊園地側の白い道路は直立した細い赤松の並木が続いて、一
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
それから長命寺の桜餅は、——勿論今でも昔のやうに評判のいことは確かである。しかしあんや皮にあつた野趣やしゆだけはいつか失はれてしまつた。……
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
精々二十歳そこ/\でせうか、まだ世馴れない樣子のうちに、妙に野趣やしゆを帶びた、荒々しさのある人柄です。