“野口”の読み方と例文
読み方割合
のぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそれも僕の発議ほつぎじゃない。あんまり和田が乗りたがるから、おつき合いにちょいと乗って見たんだ。——だがあいつは楽じゃないぜ。野口のぐちのような胃弱は乗らないがい。
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
白馬——唐松からまつ——五龍——鹿島槍かしまやり——はり——蓮華れんげ——烏帽子えぼし——野口のぐち五郎——三俣蓮華みつまたれんげ——黒部くろべ五郎——かみたけ——楽師やくし——鷲岳——雄山おやま——大汝おおなんじ——別山べっさん——剣……といったような計画を
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
するとだい地震のあつた翌日、大彦だいひこ野口のぐち君につた時である。僕は一本のサイダアを中に、野口君といろいろ話をした。一本のサイダアを中になどと云ふと、或は気楽さうに聞えるかも知れない。