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酔眼朦朧
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すいがんもうろう
ふりがな文庫
“
酔眼朦朧
(
すいがんもうろう
)” の例文
旧字:
醉眼朦朧
さては、と思って
透
(
す
)
かして見ると、
酔眼朦朧
(
すいがんもうろう
)
たるかれの瞳に写ったのは、
泥濘
(
ぬかるみ
)
を飛び越えて身軽に逃げて行く女の後姿であった。
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
空の色が黒くなって来た時、彼は
酔眼朦朧
(
すいがんもうろう
)
として、酒屋の門前に現われた。彼は
櫃台
(
デスク
)
の側へ行って、腰の辺から伸した手に一杯握っていたのは銀と銅。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
私も
酔眼朦朧
(
すいがんもうろう
)
として、その様子を眺めていたが、早く、桂子を連れださねばならぬと思い、彼女をせかして玄関に出たが、桂子はもはや、ひとりで
草履
(
ぞうり
)
をはけないほど酔っている。
野狐
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
道庵は
酔眼朦朧
(
すいがんもうろう
)
として眺める。米友は眼をみはって高い石垣の下の
濠
(
ほり
)
を見下ろす。城を下って城を見上げて、説明を聞くと、加藤清正も熊本城を築く前に来って、この城を見学して帰ったという。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と清之介君は
酔眼朦朧
(
すいがんもうろう
)
として唇を嘗めずった。
女婿
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
酔眼朦朧
(
すいがんもうろう
)
として
四方
(
あたり
)
を見廻したけれども、もう遅い。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
朦
漢検1級
部首:⽉
17画
朧
漢検1級
部首:⽉
20画
“酔眼”で始まる語句
酔眼
酔眼矇朧