酒飯しゆはん)” の例文
九日ここぬかはいつよりもはや起出おきいでて、草の屋の五八むしろをはらひ、黄菊しら菊二枝三枝小瓶こがめし、五九ふくろをかたぶけて酒飯しゆはんまうけをす。老母云ふ。
定宿ぢやうやどとなし年中たがひに往來ゆきき爲度者したきものなりと道々話しながら川崎宿なる萬屋へいたり同所にて酒飯しゆはんすまやがて別れをつげ夫より長兵衞夫婦は大師へ參詣さんけいしてぞもどりける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)