“酒好”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さけずき50.0%
さけず50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又市は疵口の膏薬を貼替えまして、白布で巻いては居りますが、疵も大方いえたから酒好さけずきと云う事を知り、膳立ぜんだてをして種々の肴をこしらえまして
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大切に養育やういくなし殊に半四郎は至て正直律儀なる者故近所隣村の者ども半四郎々々とて何事によらたのみ使ひて贔屓ひいきせしが人にはなくて七癖なゝくせと言如く半四郎事ごく酒好さけずきにていにしへの酒呑童子しゆてんどうじも三舍を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
晩方ばんがたうちかえってきたせがれが、その財布さいふつけて大喜おおよろこびをしました。酒好さけずきのせがれは、そのおかねると我慢がまんすることができなくて、さけみにかけたそうです。
善いことをした喜び (新字新仮名) / 小川未明(著)
酒好さけずきならばこんなときにはすぐさけに走るところだが、糟谷かすやは酒はすこしもいけない。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)