鄧義とうぎ)” の例文
荊州には、鄧義とうぎとか劉先りゅうせんなどという旧臣が守っていたが、もう幼主劉琮りゅうそうは殺され、襄陽じょうようはおち、軍民すべて曹操の下に服してしまっているので
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
約八十里ほどくると、すでに蔡瑁以下、劉琦、劉琮の兄弟だの、また王粲おうさん文聘ぶんぺい鄧義とうぎ王威おういなどという荊州けいしゅうの諸大将まで、すべてさかんな列伍を敷いて、玄徳を出迎えるため立ち並んでいた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)