遠慮会釈ゑんりよゑしやく)” の例文
旧字:遠慮會釋
うんと足を踏みしめると、天秤棒が遠慮会釈ゑんりよゑしやくもなく肩を圧しつけ、五尺何寸其まゝ大地に釘づけの姿だ。思ひ切つて蹌踉よろ/\とよろけ出す。十五六歩よろけると、息が詰まる様で、たまりかねて荷を下ろす。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)