“逭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のが90.7%
4.7%
ずらか2.3%
2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この難場をのがれることができるなら、これ以上おやじやおふくろを泣かせたかあねえさ、本当のところせっぱ詰ってるんだから」
やぶからし (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
がれよ、こゝに萬物ばんぶつは、べてうつろぞ、日はかむ。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
呉清輝は、小鼻でくッくッと笑って、自分の所有物をまとめた。河のかなたへずらかってしまうのだ。
国境 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
おしだまつて、ものにんじた時のながれが、目にみえぬはやさで、げてゆくだけである。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)