“速水”の読み方と例文
読み方割合
はやみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
速水はやみがオーイと声をかけると、自動車の扉がサッと開いた。待っていた運転手が、速水の声に応じて、内側から開いたものらしかった。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
馬上に握り飯を取って喰い、湯柄杓ゆびしゃくで寸時のかついやしたぐらいで、秀吉は、くに長浜を出、曾根、速水はやみと駈けつづけていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東軍は秀頼の籠る山里曲輪くるわを目がけて砲撃したから、翌五月八日、遂に秀頼淀君と共に自刃し、治長、速水はやみ守久、毛利勝永、大蔵卿等之に殉じた。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)