“通貨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つうくわ50.0%
なま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは勿論もちろん大正たいしやうねんぐわつ十二にち以來いらい實行じつかうせられたるきん輸出禁止ゆしゆつきんし解除かいぢよせられずしたがつ通貨つうくわ適當てきたうなる調節てうせつ物價調節ぶつかてうせつおこなはれざるに原因げんいんするわけではあるが
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
大正たいしやうねんの九ぐわつ十二にちからきん輸出禁止ゆしゆつきんしがしてあるから、外國ぐわいこくからものふがしかしながら日本にほんからきんすことはならぬ、したがつ日本にほん流通りうつうして通貨つうくわたからぬ。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
「もう可いからお泣きでない。通貨なまが無いからそれを曲入まげて、人身御供ひとみごくうを下げておいで、仁三が何か言句もんくをいおう。謂ったら私の名をいいな。」薄着になりしなさけの厚さ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)