“逋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のが66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これすなわち清行のいわゆる「諸国の百姓課役を逃れ、租調をのがるゝ者、私に自ら髪をおろし、猥りに法服を著く」とある者である。
友なる男は、アントニオ、物にや狂へると私語さゝやぎて、急に婦人をきつゝ、巡査スビルロ、希臘人、牧婦などにいでたちたる人の間を潛りてのがれ去りぬ。その聲を聞くに、ベルナルドオなりき。
而も、古くして尚、痕を曳くのは、本の意の忘却せられて後、新しい利用のげ路を開くゆとりのあるものであつた為である。
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)