“軽桟”の読み方と例文
読み方割合
かるさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背の軽桟かるさんを突きとばされて、よろよろと、強右衛門は柵の中に入っていた。ほっとした余り、少し戸惑とまどっていたとみえて、彼が歩き出すと
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いつのまにか巧みにじって、強右衛門はその中の一人になりすましていた。彼の前を今、ひとりの年老としとった百姓が、軽桟かるさんに荷を附けて重そうにになってゆく。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)