“足尖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つまさき83.3%
あしさき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
指頭ゆびさきも、足尖つまさきも、感じがなくなった。何処も一様に真白になって、もう一歩ひとあしも踏み出すことが出来ぬまでに四辺が分らなくなった。
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
跳び上ってハードルを越えると同時に膝を曲げ、手と頭を下へ向けて下り、地へ着くとき掌を開いて両手で地につき、次いで両足の足尖つまさきで地に完全に下りるのでした。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
二人の身体は逆様さかさまに馬の上から墜落すると、抱き合ったまま砂地の上を転った。蹴り合い、踏み合う彼らの足尖あしさきから、砂が跳ね上った。草葉が飛んだ。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)