起出おきで)” の例文
心身ともに生気に充ちていたのであったから、毎日〻〻の朝を、まだ薄靄うすもやが村の田のくろこずえめているほどのはやさに起出おきでて、そして九時か九時半かという頃までには
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
明る十七日の朝、龍介が起出おきでたのはまだ暗い内のことであった。
黒襟飾組の魔手 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)