赤貝あかがい)” の例文
腰掛こしかけ食いが驚くほど増えて来て、男と同じように「わたしはトロがいい」「いや赤貝あかがいだ」「うにだ」と生意気なまいきをやって、噴飯ふんぱんさせられることしばしばという次第だ。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
赤貝あかがい 八二・〇四 一五・七九 〇・四五 一・七二
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
その他、本場ほんばものの穴子あなご煮方にかたうまいとか、赤貝あかがいなら検見川けみがわ中形ちゅうがた赤貝を使うとかで、よしあしはわけもなくわかるが、とにかくまず材料がよくなくては上等寿司には仕上がらない。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)