あがなひ)” の例文
請ふ告げよ、人その破れる誓ひの爲、汝等の天秤はかりくるも輕からぬほど他の善をもて汝等にあがなひをなすことをうるや。 一三六—一三八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その愛を世にてこと/″\く正義に向けたり、是故に恩惠めぐみ恩惠に加はり、神彼の目を開きて我等の未來のあがなひを見しめぬ 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝いふ、我よくわが聞けるところをさとる、されど我は神が何故にわれらのあがなひのためこの方法てだてをのみ選び給へるやを知らずと 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されど汝の誰なりしやを彼に告げよ、さらば彼汝の名を上の世に(彼かしこに歸るを許さる)新にし、これをあがなひのよすがとなさん 五二—五四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼は死にしより以來このかたかくのごとく歩みたり、また歩みてやすらふことなし、凡て世にきものあまりにふとき者かゝる金錢かねを納めてあがなひしろとす。 一二四—一二六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)