“賊魁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞっかい75.0%
ぞくかい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何よりの証拠は、その賊魁ぞっかいの男を見たとたんの貴さまの顔にも現われていた。——それ者どもこの両名を、用意の檻車かんしゃへすぐち込め
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もう二十二歳前後には近郷の沢蔵坊という賊魁ぞっかいを討ったり、佐用さよう郡の真島一族を討伐したり、ともあれ姫山の総領が、家の子をひきいて出かければ
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『梅津長者物語』には鼠三郎、野らねの藤太等の賊が長者の宅を襲うと、大黒真先に打って出で打ち出の小槌こづち賊魁ぞくかいを打ち殺す事あり。