“檻車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんしゃ75.0%
おりぐるま8.3%
かんしや8.3%
くるま8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてまた、ただちに檻車かんしゃの支度を命じ、宋江を、賊名鄆城虎うんじょうこ張三ちょうさんとして、州の奉行所のほうへ、差廻す手順にかかりだしていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その洗濯というのは余の物ではない、彼は、今、泉水堀の前に引据えた檻車おりぐるまの中から一頭の熊を引き出して、それの五体をしきりに洗ってやっているのであります。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
わだちあとのみ雪に残して、檻車かんしやつひに彼を封して去れり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「箭四郎どのは、今しがた、和子わこ様を背に負って、流人るにん檻車くるまを、見物に参りました」やがてその箭四郎が、十八公麿まつまろを負って、帰ってくると、範綱は
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)