“豊橋”の読み方と例文
旧字:豐橋
読み方割合
とよはし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車が豊橋とよはしへ着いた時、寝ていた男がむっくり起きて目をこすりながら降りて行った。よくあんなにつごうよく目をさますことができるものだと思った。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
やみみちが長く続く。ところどころに兵士が群れを成している。ふと豊橋とよはしの兵営を憶い出した。酒保に行って隠れてよく酒を飲んだ。酒を飲んで、軍曹をなぐって、重営倉に処せられたことがあった。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)