“豆鉄砲”の読み方と例文
読み方割合
まめでっぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐々は、課長が、家出か殺されたのかと急な問いをかけたので、鳩が豆鉄砲まめでっぽうをくらったように、目をまるくして、しばらくは口がきけなかったが、やがて、ごくりとつばをのんだ。
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かれはわたしにまどからどけという合図をした。ふしぎに思いながら、わたしは服従ふくじゅうした。かれは豆鉄砲まめでっぽうを口に当ててふいた。かわいらしい鉄砲玉てっぽうたまが空をまって、わたしの足もとに落ちた。