“諸口”の読み方と例文
読み方割合
もろぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸口もろぐちちま——治良右衛門のもう一人の恋人、二十一歳、ロマンティクな女詩人にして女画家、楽園の設計をも手伝った才能ある娘。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
だが恐らく彼女の良人おっとは結核がイヤなのであろう、つて一度もここに尋ねては来なかった——と、も一人女学校を出たばかりだという諸口もろぐち君江の四人であった。