“規矩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きく92.7%
のり4.9%
ブンマハシ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵馬倥偬へいばこうそうの日常、政務の繁劇はんげきと、門客の出入りと、睡眠不足と、あらゆる公人的な規矩きくから寸分でも解かれて、ほっと一息つく間に
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これら原始人めいた郷士出身の一群は、みずから宮将軍の功臣と誇ッて、他人を下に見、社会の規矩のりにもはまらない荒くれだった。
だが女武道を中心として、規矩ブンマハシを廻すと、其範囲は、大抵一致する筈なのである。畢竟、かう言ふ役柄に対する趣味選択が、凡似てゐたといふことになるのである。